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旧暦:3月18日 友引 庚 
行雲流水
2011年10月14日(金)23:21

多良間村(行雲流水)

 「平成の大合併」に組み込まれず、1島1村を選択した多良間村。「日本で最も美しい村」連合に加盟、知名度アップを図る。久米島・伊良部・渡名喜村に次いで県立自然公園に指定された。一方「たらまピンダ」で村興を図る


▼現在、村民は1282人(男688人・女594人)。水納島の4人を含む。毎年減少する人口。塩川字は仲筋字のほぼ2倍の人口。村の二大祭祀スツウプナカ、八月踊りにも支障をきたしかねないと危ぶむ声もある

▼去る5月、村に一つのグループが生まれた。「木頭の会」(きー・がなまり)だ。耳なれない組織だ。村の人によれば、アホウ・バカヤローの集まりだという。アホウになって村を見つめ直そうということらしい

▼会則もある。「ふるさとを楽園にしたい会」の姉妹会とする、と謳われている。村の「緑化を図ると共に、自然豊かな島づくりに寄与し、地域に根差した環境教育や児童・生徒の情操教育に役立てる」ことが会の目的。事業項目の一つ「来島記念植樹の奨励」はユニークだ

▼現在、会員は10人。毎月13日が定例会。自然を愛するボランティアの集まり。マニラヤシ・ヤブツバキ・グアバ(赤・白)バンジローなどの苗を育成しているという。入学・卒業時の記念植樹をもくろんでいるようだ

▼多良間村は平良村からの分村にはじまる。1913(大正2)年4月1日だ。再来年は節目の百年を迎える。キャッチフレーズの公募はどうだろうか。多良間村の発展に関心を寄せたい。

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