2011年12月8日(木) 9:00

砧打ち技術たたえる/田場さんに黄綬褒章伝達

賞状を手にする田場さんを囲んで記念撮影=7日、市役所市長室

賞状を手にする田場さんを囲んで記念撮影=7日、市役所市長室

 宮古上布工程の砧打ちに長年携わり秋の褒章(黄綬)を受章した田場安壽さん(87)に7日、下地敏彦市長が賞状と褒章を伝達した。式には家族や宮古上布保持団体の新里玲子代表も同席。賞状を受け取った田場さんは「賞は身に余る光栄。今後とも後輩を育てる意味でもって、一生懸命努力したい」と喜びを語った。



 褒章は、長年その道一筋に尽くした人に贈られる。田場さんは11月2日付で、黄綬褒章を受章。賞状と褒章は内閣府から文化庁を通して、市教育委員会に届き伝達となった。


 下地市長は、「多年染織製作技術者として、職務に精励した」とたたえる賞状を読み上げ、田場さんに手渡した。


 田場さんは「砧打ちの技術は、実際にたたいて見せて、手取り足取りの指導をしなければ継承できない」と技伝授の難しさを強調。2000年と01年に、宮古上布伝承者養成事業の講師を務め、2人の後継者を育てたことを報告した。


 砧打ちは、宮古上布製作の最後の工程で、上布を木槌でたたいてしわを伸ばし、艶を出す作業。