04/26
2024
Fri
旧暦:3月18日 友引 庚 
産業・経済
2012年2月4日(土)9:00

養殖アーサを初収穫/西原漁業研究会

昨年より40日遅れも品質上々


初収穫された養殖アーサを前に小禄組合長(左)と西原漁業研究会員の池田博次さん=3日、平良の大浦湾

初収穫された養殖アーサを前に小禄組合長(左)と西原漁業研究会員の池田博次さん=3日、平良の大浦湾

 西原漁業研究会(仲間正宗会長)の養殖アーサ(和名・ヒトエグサ)が3日、平良の大浦湾で初収穫され同日、宮古島漁協主催の試食会と豊漁祈願が行われた。今年の収穫開始は日照不足が生育に影響し、昨年より約40日遅れたが、品質は緑の色乗りが良く、上々という。収穫は3月下旬ごろまで続き、生産量は約3㌧を見込んでいる。


 昨年11月に、種付けした網を沖に出し、雑草を除去する栽培管理などを経て、収穫となった。

 初収穫されたアーサは、約160㌔。研究会の会員は5人で、収穫したアーサの一部は漁協が買い取り、生や加工品を直売店で販売している。5日の朝市では、初収穫のアーサも扱う。

 セレモニーでは、取れ立てのアーサを使った天ぷらが振る舞われた。参加者らは「磯の香りが、とても良く絶品」と太鼓判だった。

 小禄貴英宮古島漁協組合長は「天候不良の中で、収穫にこぎ着けたのは会員の努力のたまもの」とたたえ、その上で、天気の回復による豊作を祈念した。

 宮古島漁協では2008年9月に、アーサ養殖の漁業権を取得し大浦湾で養殖を開始した。年度別の生産実績は08年度2・9㌧、09年度2・3㌧、10年度が4・0㌧。現在、漁業権の区域見直しにより、養殖可能面積が拡大し、12年度は増産の見通しとなっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!