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2012年9月7日(金) 9:00

県事業の進ちょく状況確認/与世田副知事

伊良部大橋、宮古病院など/エコ実証試験施設も視察


主航路部平良側で工事の進ちょくなどを視察する与世田副知事(左2人目)。右上は伊良部側箱桁先端部=6日、伊良部大橋建設現場

主航路部平良側で工事の進ちょくなどを視察する与世田副知事(左2人目)。右上は伊良部側箱桁先端部=6日、伊良部大橋建設現場

 与世田兼稔副知事が6日来島し、宮古島で行われている県事業の伊良部大橋や新宮古病院の建設現場を訪れ、事業の進ちょく状況などを確認した。また、地下ダム、メガソーラー実証実験設備やバイオエタノール製造施設など宮古で実証試験が行われている主要施設を訪れ、産業政策に関連する諸事業を見聞し、長濱政治副市長と面談した。宮古島市が進めるエコアイランド事業の現状について長濱副市長から説明を受け意見交換した。



 与世田副知事の来島は副知事就任後2度目。今回の訪問は県が進める事業の進ちょく状況を確認するとともに、宮古島市で行われているエコ関連の実証試験設備などを視察することが主な目的。


 伊良部大橋建設現場を視察した与世田副知事は工事の概要説明を同行した県の職員から受けた。完工が遅れることについて、与世田副知事は「台風などの影響で完成が10カ月延びたのは残念。自然のなせることなので仕方がないが、早い完成を願っている」と述べた。


 同日午後、市平良庁舎に長濱副市長を訪ねた与世田副知事は、実証試験を終え、休止状態となっているバイオエタノール製造施設の今後などについてヒアリングを行った。


 長濱副市長は日本アルコール産業(本社・東京)への業務委託を行うことを前提に再稼働のめどが立ったことなどを説明し、「原料単価が1㍑当たり150円かかるなどの課題があることから、コストを下げる方法を継続して研究する必要がある」と述べ、アルコール抽出後の不要物を有効活用し、原価低減に反映させることの必要性を説明した。


 与世田副知事は「バイオエタノール製造は国が開発に意欲をみせていたものの最近、技術開発への意気込みがみられなくなりつつある。県は宮古島、沖縄本島でも実証的に普及促進をやってみようかと思っている」と述べた。


 面談席で長濱副市長は土地改良事業やかんがい排水事業の継続と県営公園建設の早期着手を重ねて要望し、「平坦な島なので、災害発生時の避難施設となり得る規模の大きな施設の整備をお願いしたい」と求めた。与世田副知事は「県としても、どのような取り組みで、どのような形にするかを前向きに考えて取り組んでいきたい」と答えた。