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2012年11月15日(木) 9:00

バリアフリー基本構想策定へ/第1回協議会を開催

着手は県内初、24人に委嘱状


下地市長(右)から委嘱状を受け取る高嶺会長=14日、ゆいみなぁ

下地市長(右)から委嘱状を受け取る高嶺会長=14日、ゆいみなぁ

 宮古島市バリアフリー基本構想策定協議会の第1回会議が14日、働く女性の家(ゆいみなぁ)で開かれた。24人の委員に委嘱状が交付され、会長に琉球大学人間科学科地域福祉学教授の高嶺豊氏を選出。会議では事務局が基本構想の概要や事前に行ったアンケートとワークショップの内容などを説明した。同基本構想の策定に着手したのは県内で宮古島市が初となる。



 市バリアフリー基本構想は、国が定めた「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)」に基づき、旅客施設を中心とする地区や、高齢者、障害者らが利用する施設が集まった地区を重点整備地区と定めてバリアフリー化を推進することなどを目的に策定する。構想の中では基本方針、重要整備地区の位置と区域、バリアフリー化すべき生活関連施設と生活関連経路、特定事業などを定め、ハード、ソフト両面でのバリアフリー化の実現を目指す。


 基本構想策定に向け、市では9月に市民700人、事業者300社に道路や主要施設などの使いやすさ・使いにくさについてのアンケートを配布したほか、10月にはワークショップを開催し、参加者から改善すべき箇所や施設について意見を募っていた。


 会議では事務局を務める都市計画課の職員が、アンケートの内容について、「歩道が狭い」や「段差やでこぼこがある」、「歩道や路肩に駐車している車がある」など改善を求める意見が多いこと、路線バスでは低床(ノンステップ)バスの導入を求める声があったことなどを紹介。ワークショップでの意見を踏まえ、改善を求める道路や利用者が多い施設などがある中心市街地を重点整備地区とする案を示した。


 委員からは、「重点整備地区だけでなく、空港までのアクセスの整備が重要」や「地域で暮らす当事者(障害者)からの意見聴取が必要」、「現在、行われている道路工事も二度手間にならないようにバリアフリー化すべき」などの意見が挙がった。


 会の冒頭、下地敏彦市長が委員一人一人に委嘱状を交付。会長、副会長選出では会長に高嶺氏、副会長に宮古青年会議所直前理事長の中尾忠筰氏が選ばれた。


 委嘱を受けた委員は次の通り。


 【会長】高嶺豊琉球大学教授【副会長】中尾忠筰宮古青年会議所直前理事長【委員】親川修バリアフリーネットワーク会議理事長▽池間太郎宮古身体障害者連合会長▽山里秀夫宮古地区手をつなぐ育成会長▽長位鎌二良自立生活センターまんた代表▽上里寛昌市老人クラブ連合会長▽島尻清子市婦人連合会長▽土谷浩樹下里ハイビスカス通り会副理事長▽羽地昇子西里通り商店街振興組合理事長▽堀川政憲宮古市場通り商店街振興組合理事長▽豊見山健児宮古協栄バス代表社員▽砂川能樹八千代バス・タクシー代表者▽洲鎌恵俊宮古タクシー事業協同組合副会長▽野原淳県警察本部交通規制課交通管制官技術職員▽呉屋厚宮古島警察署交通課長▽小野協子沖縄総合事務局運輸部企画室長▽仲村守県都市計画モノレール課長▽下里和彦宮古土木事務所長▽古堅宗和市企画政策部長▽国仲清正市福祉保健部長▽友利悦裕市建設部長▽下地信男市観光商工局長▽田場秀樹市教育委員会教育部長