2013年1月9日(水) 9:00

解体工事が本格化へ/伊良部離島総合センター

35年の役割に幕


今月中旬から本体解体工事が本格化する市伊良部離島振興総合センター=7日、佐良浜

今月中旬から本体解体工事が本格化する市伊良部離島振興総合センター=7日、佐良浜

 市(下地敏彦市長)はこのほど、佐良浜漁港に隣接する市伊良部離島振興総合センターの解体工事に着手した。現在は内部の建設資材を撤去しており、今月中旬から鉄筋コンクリート造り5階建ての本体解体工事が本格化する。住民に親しまれた施設は築35年で幕を閉じる。



 同センターは1978(昭和53)年に完成した。延べ床面積1710平方㍍。5階に整備された大ホールでは、結婚式や古希祝いなどが催され、大勢の住民でにぎわっていた。エレベーターはなく、徒歩で上り下りした。


 今年で築35年経つことから、老朽化が著しく、時折外壁コンクリートが剥落。通行人の安全が心配されていた。


 解体工事の工期は2012年10月29日~13年3月8日まで。解体費約4650万円。資源の有効な利用や廃棄物の適正な処理を実施するため、鉄くずなどはバージ(台船)で宮古本島へ運ばれる。


 同センターは、県内離島では初めて整備された。総事業費4億円余が投じられ、3年計画で完成した。


 旧伊良部町・宮古島市の元職員で佐良浜に住む中村雅弘さん(62)は「佐良浜住民にとっては素晴らしい建物で有効活用した。本体の解体工事が始まった時には、佐良浜漁港から最後の別れを見守りたい」と話した。


 今月3日には、関係者が集まり、「離島振興総合センターを偲ぶ・お別れ会」が開かれた。