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2013年7月26日(金) 9:00

福島から8家族来島

「笑顔」の交流スタート/「うむい宮古島保養プロジェクト満月」


福島から招かれた8家族31人は「うむい宮古島保養プロジェクト満月」実行委の盛大な歓迎を受けた=24日、宮古空港

福島から招かれた8家族31人は「うむい宮古島保養プロジェクト満月」実行委の盛大な歓迎を受けた=24日、宮古空港

 「ようこそ宮古島へ」-。「うむい宮古島保養プロジェクト満月」実行委員会(下地昌伸委員長)が東日本大震災と原発事故により甚大な被害を受けている福島の子どもたちを、保養のために宮古島に招いた計画が24日、いよいよ本格的に始動した。同日夕に福島県の二本松市から招かれた8家族31人が来島し、実行委メンバーらの盛大な歓迎を受け5泊6日の「笑顔」の交流がスタートした。期間中は宮古島観光のほか「福島の今」をテーマにした座談会などが計画されている。



 午後7時すぎに宮古空港に到着した一行は、盛大な出迎えに「ありがとうございます」と笑顔で応えた。
 下地実行委員長は「私たちはいろいろな考えを持った団体が一つになったがその思いは『福島の子どもたちのために何かをしたい』で統一している。放射能の心配がある福島ではなかなかできないことを、宮古島で思う存分やってほしい。また、活動の輪をどんどん広げてこの取り組みをこれからも継続して展開していきたい」と述べた。


 福島からの来島メンバーを代表して、佐々木るりさん(40)は「宮古島に来て今は安心感でいっぱい。私たちが住む福島は震災と原発事故から2年たっても除染されていない場所もまだ多く、今でも子どもたちは砂遊びなどを制限されている。福島では砂や落ち葉を触ったり、花を摘んだりすることもできないので、そういったことを思う存分やらせてあげたい。また、子どもたちは宮古島のきれいな海での水遊びも楽しみにしている」と話した。


 参加した子どもたちからは「きれいな海で泳ぎたい」「砂遊びをしたい」「いろんなことをして楽しみたい」との声が聞かれた。


 この取り組みは、東日本大震災と原発事故により甚大な被害を受けている福島の子どもたちを、保養のために宮古島へ招こうと市民グループ「うむい宮古島」(藤井一郎会長)が「笑顔カレンダー」を作製して販売し、支援資金を集める活動を行った。


 それに賛同した「しましまピース」、「復興支援ライブ」の2団体のほか、活動に賛同している個人で「うむい宮古島保養プロジェクト満月」実行委が設立され、今回の受け入れとなった。


 来島したメンバーは、受け入れ先の家族や同プロジェクトのメンバーらと交流を深めながら、放射能の不安のない青い空とエメラルドグリーンの砂浜が広がる宮古島の大自然の中で保養を行う。