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社会・全般
2014年2月2日(日)9:00

勝連栄一さん表彰/沖縄県農林漁業賞

とうがん上野支部、大嶺ファームも


「沖縄県農林漁業賞」を受賞した大嶺フォームの上地登社長(前列左)と勝連栄一さん(同中央)、JAとうがん専門部会上野支部の砂川博明支部長(同右)。後列左端はJAおきなわの砂川博紀理事長=1日、那覇市に奥武山公園内特設メーンステージ

「沖縄県農林漁業賞」を受賞した大嶺フォームの上地登社長(前列左)と勝連栄一さん(同中央)、JAとうがん専門部会上野支部の砂川博明支部長(同右)。後列左端はJAおきなわの砂川博紀理事長=1日、那覇市に奥武山公園内特設メーンステージ

 【那覇支社】「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう 沖縄産!」をキャッチフレーズに1日、那覇市の奥武山総合運動公園で開幕した「おきなわ花と食のフェスティバル2014」。会場内の特設メーンステージでは同日、県主催の「沖縄県農林漁業賞」表彰式が行われ、農産部門(サトウキビ)で宮古島市の勝連栄一さん、園芸部門(トウガン)にJAおきなわ宮古地区とうがん専門部会上野支部、農山漁村地域活性化部門(マンゴー)に農業生産法人大嶺ファームなど、7部門に6個人と7団体が受賞した。1977年創設から昨年までに198個人、99団体を表彰。同賞は、本県農林水産業の振興と発展に寄与することを目的に、農林漁業の経営改善や近代化・協業化の推進などで功績のあった個人や団体をたたえ表彰する。

 勝連さんは▽優良種苗植え付けによる発芽率の向上▽肥培管理の徹底ーなど、キビの収量向上に積極的に取り組み、毎年高い生産量を上げている。地域の担い手育成や農業生産基盤の構築に関わるなど、農業振興に寄与している。

 JAとうがん専門部会上野支部(砂川博明支部長)は2002年に設立後、会員一丸となって栽培技術や情報を共有し、地域全体で生産性の向上に努めている。学校給食への活用と促進でトウガンを贈呈するなど、消費拡大にも積極的に取り組む。

 大嶺ファーム(上地登社長)は、地域のマンゴー農家を組織化して、量販店に契約販売を行っている。マンゴー農家の後継者グループに対して、栽培技術の指導、助言も行う。マンゴーとブーゲンビリアやハイビスカスを融合させた観光農園を開設。地域雇用の創出にも貢献している。

 表彰式の後、勝連さんは「うれしいの一言。競作会でも毎年のように表彰されているが、表彰は何度受けてもうれしい。今後も若い後継者の育成に頑張りたい」、上地社長は「農業を始めて36年目。好きな農業を好きなようにやってきただけ。素晴らしい賞を貰えてうれしい。農業は限りない可能性を持っており、挑戦を続けて行きたい」、砂川支部長は「みんなの頑張りがこの賞につながった。互いに教え合い励まし合って勉強会も続けたい。今後も賞に恥じないように支部全員で頑張りたい」と、それぞれ話した。


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