本番さながら訓練/下地島空港
航空機火災想定し連携
県下地島空港管理事務所(島袋勝利所長)主催の2013年度市下地島空港航空機事故消火救難総合訓練が19日、同空港で行われた。大阪航空局下地島空港出張所、那覇航空測候所下地島空港出張所、全日本空輸FOCオペレーションサポート部など13機関が参加。総勢70人が、本番さながらの消火や救出活動の訓練を行い、各機関の連携を確認した。
同訓練は、同空港緊急時対応計画に基づき、同空港における航空機事故が発生した場合に、迅速かつ的確な措置を図るため、関係機関相互の連携と協力体制を確立するのが目的。年に一度、不定期に実施している。
那覇発下地行、ABC航空2014便B737型機(乗員乗客40人)が、着陸後移動中に右エンジンから出火。スポット5番で停止。緊急脱出。乗員乗客に負傷者が出たことを想定して行った。マイクロバスを航空機に見立てて実施した。
同空港に配置されている大型化学消防車2台が出動。航空機に放水し、鎮火した。航空機から搭乗者が脱出。消救隊らが搭乗者を誘導し、重傷者は担架で搬送した。
訓練終了後、島袋所長は「大変良好な訓練ができて良かった」と講評した。