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2014年5月27日(火) 8:55

「黒田官兵衛」(行雲流水)

 ドラマ『軍師黒田官兵衛』のプロデューサーの中村高志氏は「大河ドラマの醍醐味(だいごみ)は、一年を通して人間をあらゆる角度から描き、人生を生き切ることの素晴らしさを伝えることにある」と書いている


▼先月、黒田官兵衛と高山右近の生涯を書いた『天を想う生涯』の著者・守部喜雅氏の「黒田官兵衛を語る」の集いがあって、興味深い話を聞くことができた


▼ドラマ『八重の桜』は、当初別の作品が計画されていたが東日本大震災が発生したことで変更、幾多の困難にもめげず生涯自分の可能性に挑み続けた福島県会津出身の新島八重を描くことで、復興を目指す被災地へのメッセージが込められた


▼この作品のプロデューサーが語る。言いたいことは二つ。時代を動かした人たちに共通していることは「自らが変わること」。そして「憎しみからは何も生まれない」ということである。確かに、八重は戊辰戦争では朝敵として銃を取る。新島襄(じょう)と結婚した京都では、欧米式スタイルで生活。襄の死後は、赤十字の社員となり、篤志看護婦として従軍するなど、その都度、自己を変革しながら、信念に従って生きている


▼一方で、ドラマ『軍師黒田官兵衛』の官兵衛は戦国乱世の世の戦の天才で、秀吉の天下統一を後押しするが、「人は殺すより使え」の信条で、可能な限り、戦いによらず智力で相手を下した。後に一線から退いて洗礼を受け、敬虔(けいけん)なキリスト教徒として信仰を貫いた


▼八重も官兵衛も無欲で、すべての人の幸福を願い、激動の時代をたくましく生き抜いた。

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