耕作放棄地の解消を/農地パトロール
無断転用防止兼ね巡回
耕作放棄地の解消と農地の無断転用を防止する農地パトロールが31日、宮古本島一円で行われた。宮古島市農業委員会をはじめ関係団体の職員らが参加し、各地を車両で巡回しながら農地の適正利用を訴えた。
毎年8~11月は農地パトロールの全国統一期間。市農業委員会は①遊休農地の実態把握と発生防止および解消②農地の違反転用発生防止-などを狙いに農地パトロールを実施した。
市役所上野庁舎前で開かれた出発式であいさつした市農業委員会の野崎達男会長は「耕作放棄地の解消と無断転用防止に取り組むことは、私たち宮古島市のためになる」と強調。耕作放棄地を解消してきた過去の実績を示し、「これからの活動が重要だ。パトロールを常に実施し、さらに(耕作放棄地を)少なくしていきたい」と述べ、参加者に理解と協力を求めた。
この後全員でガンバロー三唱を行い結束。耕作放棄地の一層の解消と農地の無断転用防止に向けての活動強化を誓い合った。
出発式を終えると複数の車両で島内パトロールに出発した。上野地区を皮切りに城辺、下地、平良の各地区をくまなく回り、優良農地の確保と有効活用の促進を図った。