04/27
2024
Sat
旧暦:3月19日 先負 辛 
社会・全般
2014年9月5日(金)9:00

バッタ被害が拡大傾向/病害虫対策協

「防除の徹底を」


サトウキビの葉を食害しているタイワンツチイナゴ=4日、来間島のサトウキビ畑

サトウキビの葉を食害しているタイワンツチイナゴ=4日、来間島のサトウキビ畑

 下地の来間島で、バッタの一種タイワンツチイナゴが大量発生し、サトウキビの葉を食害している。宮古地区病害虫対策協議会では農家に自主防除の徹底を呼び掛け。「サトウキビの減産がないよう防除に努めてほしい」と促している。

 来間島では、昨年夏からバッタ被害が島全域で発生している。行政機関が今年6月に行った一斉防除で発生密度を抑え込んだが、8月に入ると再び成虫の発生が相次ぎ、キビの葉を食害する被害が出ている。

 発生が多いところではキビ畑周辺を歩いただけで無数のバッタが飛び跳ねる。密度の違いはあるが、島全域でバッタの発生と葉の食害が確認されている。

 4日午前、農作業をしていた男性は「バッタの発生が止まらない。防除も一部だけではなく、島全体でやらないとだめだと思う」と話し、行政による一斉防除を期待する。「今は植えたばかりのキビの葉が食べられるのが心配だ。何とかしてほしい」と話した。

 県病害虫防除技術センターによると、来間島で確認されているバッタの種類はほとんどがタイワンツチイナゴ。一部ヒゲマダライナゴもいるという。

 3日の病害虫対策協議会の定例会では、農家へ自主防除を促していく方針を確認。自治会へチラシを配布して周知する。島内巡回調査も継続して実施する。

 防除農薬としては「スミチオン乳剤」を挙げ、散布はバッタの活動が鈍い早朝の時間帯に行うことが効果的だと紹介している。

 タイワンツチイナゴは年1回の発生で、幼虫は5~6月に、成虫は6~8月にかけて出現する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!