純利益1億419万円の黒字/宮古製糖
定時株主総会開く
宮古製糖(安村勇社長)の第55期定時株主総会が19日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれた。事業報告などを行い計算書類など4議案を全会一致で承認した。
第55期(2013年7月1日~14年6月30日)の単年度決算では、純利益1億419万円の黒字を計上した。昨年に引き続き2年連続しての黒字決算となった。
第55期の売上高は36億7729万円で、売上原価34億216万円を差し引いた売上総利益は2億7512万円だった。
総会では株主から、大橋開通後の伊良部工場存続をめぐる質問が出され、「伊良部地域での生産トン数7万㌧を達成維持するためには、工場の維持のみならず、さらなる設備投資が必要だと」として、安村社長に答弁を求めた。
これに安村社長は「地域で生産するサトウキビは地域で処理するという方針に変わりはない」と述べ、「そのために、設備投資を行うべく国に要請を行った。これにより、新たな圧搾機導入し現在、工事を進めているところだ」と説明した。
人事案件では、常勤取締役の宮里和芳氏の退任に伴い、饒平名健二氏を新たな常勤取締役とすることと、非常勤取締役2人の異動に伴う新役員の就任を全会一致で承認した。