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教育・文化
2015年1月25日(日)9:00

方言の魅力たっぷりと/中学校総合文化祭

方言お話パフォーマンス


表現の部で最優秀賞に輝いた北中生徒による宮古方言にアレンジした狂言「附子(ぶす)」=24日、市中央公民館

表現の部で最優秀賞に輝いた北中生徒による宮古方言にアレンジした狂言「附子(ぶす)」=24日、市中央公民館

 第20回宮古地区中学校総合文化祭(主催・宮古地区中学校文化連盟)の方言お話パフォーマンス大会が24日、市中央公民館で開かれた。最優秀賞に当たる「豊見親(トゥイミャー)賞」は民謡の部が善平かのんさん(北中2年)、パフォーマンスコントの部は上野中、表現の部は狂言を宮古方言にアレンジした北中がそれぞれ受賞した。

 時代を担う中学生が、各地区に残る方言を誇りを持って積極的に継承していこうとする意欲を育てることを目的に開催された。今回で4回目。

 初参加の多良間中を含む各校の生徒たちが参加し、民謡や舞踊、方言による民話や詩の朗読、パフォーマンスコントなど、多種多様な表現方法で方言の魅力をたっぷりと伝えた。

 民謡の部で最優秀賞の善平さんは、宴席などで歌われる「酒田川」を三線を演奏しながら歌い上げ、会場から大きな拍手を受けた。

 パフォーマンスコントの部最優秀賞の上野中は、家族でたばこの害を考える寸劇を方言で披露、会場の笑いを誘いながら熱演した。

 表現の部で最優秀賞を受賞した北中の6人は、日本の伝統芸能、狂言を宮古方言にアレンジ。狂言独特のせりふを繰り返すところや、伴奏の三線と太鼓の音が方言のイントネーションとマッチして荘厳な舞台を演出した。

 そのほか、下地中は金子みすずの「わたしと小鳥と鈴と」の詩を宮古方言に訳して、「みんな違ってみんないい」と呼び掛け。初参加の多良間中は、独特なイントネーションの多良間方言で、童話「七ひきのこやぎ」を演じた。

 大型スクリーンで方言を標準語に訳して紹介したり、状況に応じたBGMや映像が舞台を盛り上げ。司会進行役の伊志嶺元隆君、前泊姫奈多さん(共に北中2年)が、出演者の緊張をほぐしたりするなど、工夫を凝らした進行で大会を支えた。

 同会場2階では書道や絵画、ポスター、工作などが展示され、来場者の目を引いている。展示部門は25日まで。


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