2015年5月30日(土) 8:55

自制心は、私たちの豊かな人生を築くための土台である

沖縄国際大学名誉教授 福里盛雄


1 自制心とは、何か。どのような働きをするのか


 辞書によると自制心とは、自分の感情や欲望を自分で抑えることであると説明されています。言い換えれば、自分の感情をコントロールすることであると言うことができます。なぜ、私たちは自制心を持たなければならないのか。私たちが生きている現実社会にはさまざまなことが際限なく起きています。私たちは、問題課題の渦の中に生活していると言えます。外的世の名声、内的には肉の欲望を満たすための誘惑等。いずれの欲求に重点を置くべきかの選択の自由も与えられています。それゆえに、自制心を働かせて、正しい方向に心を向けさせ、自分の行為を正していかなければ、自分の人生を自分で不幸にしてしまいます。


 私たちは自制心の欠如のために自分の特質を無益にしてしまい、ついには不幸な人生を歩むことになります。私たちは、そのような不幸な人たちの例を知っています。聖書の中の世界最強の怪力の持ち主のサムソンは、自分の怪力をコントロールすることに失敗し、自分の肉的欲望と情欲の虜になり、ついに世界最大の怪力の座から転落してしまいました。また、聖書は自分の心をコントロールできない者は城壁の崩れた町のようだ、とも教えています。自分を守ってくれる何もない孤独な寂しい存在であるということだと考えます。なぜ、彼らはそうなったのだろうか。彼らが不幸になった原因は、彼らは自制心を働かせて正しい選択をしなかったことにあるのです。


2 自制心を身につける方法


 第一に、自分の内部にその原因があることを明確に認めること。
 自制心を身につけるためには、自分との戦いであり、悪習慣を続けようとする心と、それをやめて新しい別の良い習慣を実行しようとする心の戦いである。常に良い習慣を選ぶ強い決断をする勇気を養うようにしなければなりません。そのすべてを自分の責任においてなす必要があります。
 第二に、誘惑を適切に対処することが自制心を養うことになる。
 誘惑の中で自制心を鍛えることも考えられるが、自分の自制心の強さを過信して実行することは危険である場合があります。もっと謙遜に誘惑に近づかない方が賢明です。蜂に刺されたくないなら、蜂の巣に近づかない方が賢い選択である。その方法が実行するには容易であり、安全な選択になります。
 自制心は、その人の人格的要素の一つでもあります。自分も幸せに生きると共に、他人の幸せに少しでも関わることができるためには、いろいろな問題課題に対して静かに自制心を働かせてよい関係をつくることが大切です。真の自制心は、人間の創造者は、人間が幸せに生きていくために必要な基本的要素を付与して創造されました。基本的要素は創造者の本質であります。自制心は人間性の基本的要素の一つであり、創造者の力である聖霊の九つの実の一つです。したがって、私たちが自制心を、自分の人格の一要素として持ちたいと考えるならば、聖霊の力を受け取らなくてはなりません。私たちは、いけないことと思いつつ、なかなかそれを止めることができず、してはいけないそのことを続けて、しまいには自分を不幸にしてしまいます。それが多くの人間の姿かもしれません。聖書は教えています。「人はそれぞれの欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです」と。

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