05/09
2024
Thu
旧暦:4月1日 仏滅 壬 
政治・行政
2016年2月6日(土)9:04

トゥリバーに展開か/PAC3

PAC3の展開について説明をする石岡司令(左)=5日、市役所平良庁舎

PAC3の展開について説明をする石岡司令(左)=5日、市役所平良庁舎

 北朝鮮の事実上の弾道ミサイル発射予告で、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が宮古島市平良のトゥリバー地区に展開される方向で調整が進められている。5日、分屯基地の石岡顯一郎司令が下地敏彦市長に説明し、基地外での設置に理解と協力を求めた。下地市長は所有者との交渉を促し、一部の市有地については協議に応じる考えを示した。基地外での展開には、一部で強い反発も予想される。

 北朝鮮は、8日から25日の午前7時30分から午後0時30分(日本時間)までの間に弾道ミサイルを発射すると予告している。

 これを受けて4日、空自のPAC3を積んだ海上自衛隊の輸送艦が広島県呉市の呉基地から沖縄方面に向けて出港。宮古島の下崎埠頭(ふとう)には7日に到着するものとみられる。

 PAC3の展開に関する市長への説明は、冒頭以外は非公開で行われた。石岡司令は「(基地では)展開するスペースが狭い。一部の機材を、基地の外に展開したい」と話し、下地市長に理解と協力を求めた。

 面談後、下地市長が報道陣の取材に応じ、PAC3の展開場所としてトゥリバーを使用する意向が示されたという。これに下地市長は、トゥリバーの大部分が売却されているため、使用するに当たっては所有者と交渉するよう促した。

 下地市長は「一つは野原基地だが、工事中で全部が置けないから残りはトゥリバーでやりたいということだった」と説明した。

 12年12月に続くPAC3の展開には「市民の生命と財産を守るのが市長としての最大の責任。そのための方策として(PAC3)を配置する必要があるというのであれば、それは対応していきたい」と述べた。

 トゥリバーは、13年9月に防衛省がPAC3の展開地として調査を実施した候補地の一つ。この動きを受け、平和運動センター宮古島など2団体が市有地の使用を認めないよう下地市長に要請した経緯がある。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!