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2016年10月13日(木) 9:04

削蹄師の技術アップへ/新人集め指導講習

宮古支部 削蹄率向上へ一丸


新人の削蹄師を対象に行われた指導講習会=12日、城辺上区・東山の畜舎

新人の削蹄師を対象に行われた指導講習会=12日、城辺上区・東山の畜舎

 県牛削蹄師会宮古支部(下地範昭支部長)は12日、城辺上区の牛舎で、牛のひづめを削る新人の削蹄師を集め、指導講習会を開いた。ベテランの削蹄師が講師となり、伸びた牛のひづめを切り形を整える技術を指導した。同支部では、競りに上場される子牛の削蹄率が宮古地区は低いことから、削蹄師の技術を高め、削蹄率の向上につなげたい考えだ。



 講習会に参加したのは、今年1月に宮古で20年ぶりに開催された削蹄師の認定講習会及び認定試験に合格した2級認定削蹄師20人のうちの12人。


 母牛一頭一頭を、専用の枠に固定し、削蹄鎌でひづめの底を削り整えた。


 子牛と母牛の健康維持のためには、年2回の削蹄が必要といわれている。


 削蹄することで、牛が安定した立ち方と歩行ができ、蹄病の予防や食欲の増進が図られる。事故防止にもつながり、繁殖率や肥育効率も向上する。


 また、立ち姿が良くなることで、競りでは購買者に好影響を与える。同支部によると、削蹄されている牛とされていない牛の競り価格は、キロ当たり200~300円の差が出るという。


 子牛の削蹄率は50%以上と、以前に比べて上昇傾向だが、母牛は年2回の削蹄を1回にしたり、またはまったく削蹄をしない生産農家が多いという。


 指導した下地支部長は「牛の癖を直して自然な立ち方にするようバランス良く切ることが大事。ひづめが伸びすぎると血のめぐりが悪くなり、発育に大きな影響を与える」と話した。


 今年1月の試験に合格し削蹄師になった友利博貴さん(30)は「宮古は削蹄師が少ないと聞いたので、少しでも畜産業の発展につながればと思い受験した。生き物が相手なので、こちらの思い通りにいかない場合もあるが、先輩たちの指導を受けたり勉強したりして技術を向上させ、現場に生かしたい」と話した。


 低かった削蹄率は年々向上したが、削蹄師が不足ぎみになった。削蹄師会宮古支部は、講習会と認定試験を宮古で開催し削蹄師の数を増やしたが、今度は技術力の向上が課題となっていた。


 同支部では「課題を一つ一つ解決し、削蹄率百パーセントを目指していきたい」と話している。

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