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スポーツ
2017年10月20日(金)9:07

生徒11人 「強人」に/光の村養護学校

トライアスロンを完走


両手を上げてゴールする生徒たち。「強人」の称号を手にした=19日、市陸上競技場

両手を上げてゴールする生徒たち。「強人」の称号を手にした=19日、市陸上競技場

 光の村養護学校の宮古島卒業旅行トライアスロン最終日は19日、最終種目のランパートを行い、11人全員が完走を果たした。ゴール地点の市陸上競技場には父母やサポートメンバーが駆け付け、限界に挑み、これを克服した11人の「ストロングマン」をたたえた。

 生徒は午前6時30分に競技場をスタートした。3班に分かれて出発、A班とB班は42・195㌔、C班は35㌔の距離に挑んだ。

 前日までの2種目で疲れを残す生徒たちだが、全日本トライアスロン宮古島大会と同じコースに元気よく繰り出した。残暑厳しい宮古路をひた走り、3種目制覇のゴールを目指した。

 先頭グループは午後0時30分ごろ競技場に戻ってきた。ゴールテープを切った生徒の表情には達成感がにじみ、サポートした宮古島トライアスロンクラブの福嶺雅春会長から完走メダルの授与を受けると笑顔をこぼした。父母らは大きな拍手で出迎え、生徒たちの体力と精神力をたたえた。

 鳴海あやねさんは「苦しかったけど完走できた。自信になった」と感想。母の純世さんは「地域の皆さんのおかげで完走することができた。目標に向かって積み上げてきた努力を形にすることができたと思う。皆さんからたくさんの愛情をいただいた」と感謝した。

 久村航大君は「暑かったけど練習の成果を出して完走することができた」と満足そう。ゴールでは「とても気持ちいい」と完走の喜びをかみしめていた。

 光の村養護学校秩父自然学園の鈴木幸太校長は「生徒は一つのゴールを迎えることができたが、同時に社会に出るためのスタートラインに立った」と一層の努力に期待した。「これも宮古島の皆さんのおかげ。地域の協力なくしてこの卒業旅行は成り立たない。心から感謝したい」と話した。

 光の村養護学校土佐自然学園(高知県)と同秩父自然学園(埼玉県)の生徒11人は15日に来島した。17日から1日ずつスイム、バイク、ランのトライアスロン種目に挑戦した。卒業旅行トライアスロンは毎年の恒例で、今年28回目。


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