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政治・行政 教育・文化
2018年11月20日(火)9:00

分校開設へ準備室/長栄大日本教育センター

城辺庁舎に拠点開所/市と大学連携の窓口に


セレモニーでは関係者がサシバやツバメが描かれたメダルを掲げ、さらなる交流促進を誓い合った=19日、市役所城辺庁舎

セレモニーでは関係者がサシバやツバメが描かれたメダルを掲げ、さらなる交流促進を誓い合った=19日、市役所城辺庁舎

 宮古島への分校開設を目指している台湾の長栄大学(李泳龍学長)の日本教育センター開所式が19日、設置された市役所城辺庁舎で行われた。同センターは、今後の取り組みの拠点となるほか、市と大学側の連携強化を図る窓口としても活用される。式典には市や大学の関係者らが多数参加し、分校開設に向けたさらなる交流促進と連携強化を確認した。

 主催者あいさつで、下地敏彦市長は「国際的な対応力を持つ人材の確保が求められている今、同センターの開所は宮古の未来に大きな意味を持つ。このセンターが大学の交流窓口として、さらには市と台南市の交流拠点として発展するよう大学と一緒に取り組みたい」と述べた。

 同大学の楊四海理事長も「このセンターは本学にとって二つ目の海外施設となる。25周年の節目の年にこうして宮古島にセンターを開設できて本当にうれしい。これから島の人たちとの交流が進むことを期待している」とあいさつした。

 開所記念セレモニーでは、宮國博教育長や県宮古事務所の稲福具実所長、台北駐日経済文化代表処の范振國那覇分処長らが宮古島市の市の鳥であり、台湾では国慶鳥と呼ばれる「サシバ」や幸せの象徴とされる「ツバメ」が描かれたメダル掲げ、さらなる交流促進を誓い合った。

 同センターは城辺庁舎の2階に設置され、大学側の担当者が宮古と台湾を行き来しながら、宮古島分校設立への取り組みに向けた活動などを展開していく。

 セレモニー後の会見で下地市長は「クルーズ船だけでなく、来春には下地島空港も開港する。私たちにはそれに対応する人材が必要であり、長栄大は素晴らしいパートナーになってくれると思う」と話した。

 同大学の李学長も「年間1000人くらいの学生を送りたい。時期的には短期の1カ月程度を予定している。しかし、もっと宮古で学びたいという学生がいれば1年間のインターンシップも考えられる」との見解を示した。

 分校の開設時期については3年後をめどとし、分校設置場所について下地市長は「市の新しい総合庁舎が完成後に、この城辺庁舎を大学の分校にしたい」と述べた。

 長栄大学は台湾南部の台南市にあるキリスト教系の総合大学で、学生数は約1万人。海外に国際協力校があり、沖縄の大学では沖縄キリスト教学院大学と提携している。


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