2020年2月14日(金) 8:56

工事順調、進捗率90%/市海業センター

海中の取水管敷設工事


海中に敷設された取水管と直結する取水施設の内部=12日、市海業センター

海中に敷設された取水管と直結する取水施設の内部=12日、市海業センター

 市海業センター前の海で新年度供用開始に向け、取水管敷設工事が順調に進み、12日現在で工事の進捗(しんちょく)率は90%となった。


 取水管は全長480㍍、管直径0・5㍍で、そのうち320㍍は2018年度に完了した。今年度は未整備の160㍍に着手し、同日までに60㍍は完成し、これから残り100㍍を整備する。


 この事業は、市海業センターの種苗生産・育成・放流活動を継続実施することで、水産資源の保全・回復に努めるとともに、つくり育てる漁業を効率的に推進し、併せて同センターの機能強化を図ることを目的に実施されている。


 沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を活用。


 2018年度の1工区事業費が約1億8200万円、今年度の2工区事業費は約2億2600万円。二つの工区を合わせた事業費は約4億800万円で、国が80%、市が20%をそれぞれ負担している。


 現在種苗生産している施設は水深の浅い海水を使用している。このため、暑い日には水温が30度を超えることから、種苗生産への悪影響が指摘されている。一定の安定水温の確保が課題とされる。4月以降に供用開始されると、良質で海水温が安定した水深㍍から取水し利用されることから、これまでの課題が一気に解消される。


 解消に伴い、稚魚・稚貝を育てる種苗生産量の飛躍的な増加、育てた稚魚・稚貝を海に放す種苗放流量の増大などが期待されている。


 モズク種付けにも利用されることから、養殖モズクの飛躍的な増産が予想されている。


 市水産課の平良勝彦課長は「新年度には安定した海水温の利用で、種苗生産は持続的に発展する」と期待を寄せている。

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