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2020年9月24日(木) 8:59

「サシバ」国語の教科書に/久貝顧問が制作に参画

「全国的に紹介される」宮古野鳥の会


「サシバ舞う空」を手にする久貝顧問(中央)ら。右は仲地会長、左は砂川友弘顧問=23日、入江橋

「サシバ舞う空」を手にする久貝顧問(中央)ら。右は仲地会長、左は砂川友弘顧問=23日、入江橋

 宮古野鳥の会(仲地邦博会長)の久貝勝盛顧問が制作に携わった絵本「サシバ舞う空」が、2021年度の国語の教科書に採用されたことが分かった。同会が23日、下地の入江橋で会見を開き、発表した。久貝顧問は「市鳥であるサシバが教科書に取り上げられ、全国的に紹介されることを大変喜んでいる」と話した。


 採用されたのは三省堂の「現代の国語3」で、中学3年生が対象となる。


 同書は故石垣幸代さん(久松出身)と秋野和子さんが文を、故秋野亥左牟(いさむ)さんが絵を担当した。2001年10月に福音館書店から発刊され、02年には小学館児童出版文化賞を受賞している。


 同書は宮古島を舞台にした作品で、主人公である少年の心の成長やサシバとの絆などが色彩豊かに描かれている。サシバを使った子供の遊び方など当時の文化も紹介されている。


 久貝顧問は「宮古島の生物が教科書に取り上げられるのはおそらく初めて。サシバの保護・保全に努めてきたのは野鳥の会。多くの協力があってこの本が日の目を浴びたと思っている」と述べた。


 著者の一人である秋野和子さんは「この本は多くの人に支えられて完成した。皆さんに感謝したい。人間もサシバも安心して暮らせる地球環境であり続けることを願っている」と同会にコメントを寄せた。


 仲地会長は「サシバの形態や生態が描かれているのは、久貝顧問が正確な情報を作者に伝えたからだ」とたたえた。