伊良皆村長が3期目就任/多良間村
「全身全霊を注ぐ覚悟」
【多良間】任期満了に伴い先月20日に行われた多良間村長選挙で、3期目の当選を果たした伊良皆光夫村長の就任セレモニーが8日、多良間村役場で行われた。伊良皆村長が登庁すると職員が笑顔で出迎え、花束を贈った。第31代の村長に就任した伊良皆村長は改めて、「課せられた使命の大きさを厳粛に受け止め、全身全霊を注ぐ覚悟」と語った。
伊良皆村長はあいさつで「時計の針を逆戻りさせないという村民をはじめ、各方面の人たちの思いをしっかりと胸に刻み、引き続き村政を任せてもらった。課せられた使命の大きさを厳粛に受け止め全身全霊を注ぐ覚悟」と決意を新たにした。
また、「新型コロナで世界は大きく変わろうとしている。この社会の変化に対応するには発想の転換が必要。これまでの前例踏襲主義や年功序列制度の行政ではなく、戦略的にスピード感をもって変化に対応できる村政、新しい発想ができる行政に変えなければならない」と強調した。
村の課題として真っ先に「人口減少問題」を掲げ、「解決のため、U・Iターンによる定住促進を図るほか、産業の振興による所得向上や、医療、保健、福祉、教育、子育て、水あり農業の推進、住まいの確保、雇用の拡大なども果敢に進めていく」と抱負を述べた。