04/27
2024
Sat
旧暦:3月18日 友引 庚 
社会・全般
2017年12月14日(木)8:56

ツヌジ御嶽の拝殿改修/下地神社奉賛会

「落慶式」で竣工祝う


神に無事竣工を報告・感謝する神女たち=13日、下地洲鎌のツヌジ御嶽

神に無事竣工を報告・感謝する神女たち=13日、下地洲鎌のツヌジ御嶽

 下地神社奉賛会(仲里昌光会長)は13日、下地洲鎌地区ツヌジ御嶽の拝殿改修工事の竣工(しゅんこう)を祝う落慶式を執り行った。涼風が吹き渡る中、神女役のツカサやユーザス、同奉賛会の関係者、工事請負業者らが参加し、神に無事完成を祈願した。同御嶽での神事は市指定の有形民俗文化財。

 従前のコンクリート造り拝殿は1978(昭和53)年に造営された。約40年の歳月の経過により老朽化が進み、コンクリートの表面剥離で早急な改修工事を目指していた。

 同奉賛会の負担金と市の補助金を合わせた100万円余で工事を着工。拝殿内部は祈願しやすい空間や環境に配慮して完成させた。

 仲里会長は「無事竣工し、良かった。毎年訪れる参拝者が多いので喜ぶと思う」と述べた。

 株式会社道進の下里栄徳代表は「工期は11日間であった。拝殿は安全、安心となり、とても良かった」と感想を話した。

 祈願後、直会が行われた。参加者らは、ごちそうを食べながら笑顔で交流を深めていた。

 同御嶽は、大世の主を祭る赤崎御嶽の遙拝所(仲取り)として崇敬されている。

 御嶽由来によると、昔、赤崎御嶽の祭日に出掛けたが、途中大雨にあい、途方に暮れて大岩のかげに雨宿りし晴れるのを待った。雨はなかなか止まず赤崎御嶽まで行けないので、一計を案じ大岩にプーイ物を供え、その事情を大世の主に報告して帰路に就いた。それ以来、雨宿りした岩を赤崎御嶽の神体として拝むようになった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!