05/09
2024
Thu
旧暦:4月1日 仏滅 壬 
社会・全般
2020年9月23日(水)9:00

オンライン面会で笑顔/入所者と家族が「再会」

パソコンで三者会談/宮古厚生園


オンライン面会で会話する恵良さん(画面左上)と家族の皆さん=22日、宮古厚生園

オンライン面会で会話する恵良さん(画面左上)と家族の皆さん=22日、宮古厚生園

 特別養護老人ホーム宮古厚生園(平良洋治園長)は22日、試験導入中のオンライン面会システムで初の三者会談を行った。新型コロナウイルスの影響によって面会禁止となっている中、インターネットを通じて入所者と家族の面会を支援。入所者、島内家族、島外家族が会話を楽しみながら久しぶりの「再会」を喜んだ。

 入所者の平良恵良さん(91)とオンライン面会するため、二女の仲宗根幸子さん、四女の平良悦子さん、三男嫁の平良京子さんが施設を訪れた。沖縄本島からは四男と孫3人が参加した。

 パソコンの画面に恵良さんの姿が映ると、家族らは画面に手を振りながら「敬老の日、おめでとう」などと祝福の言葉を贈った。

 孫3人が学生生活を報告したり、「今度、宮古に遊びに行くね」などと声を掛けたりすると、恵良さんは満面の笑みで応えていた。

 オンライン面会後、仲宗根さんは「うれしかった。2カ月も会ってないので心配していたが、元気そうだったので良かった。日ごろの生活を支え、このような機会を与えてくれた厚生園の職員の皆さんに感謝したい」と話した。

 同園生活相談員の池村祐紀さんは「家族の顔を見ると、普段の笑顔から1段階うれしさが増した表情になっていた。普段通り会える日が早く来ることを願っている」と語った。

 21日は「敬老の日」。例年ならば入所者の家族が施設を訪れ、祝福する光景が見られるが、今年は多くの施設で面会禁止が継続している。

 同園では、情報通信技術(ICT)を活用して入所者と家族の面会を実現しようと、6月ごろから準備を進めていた。本格稼働は10月1日の予定。

 オンライン面会は、入所者の家族が園に訪れた場合は、隣接する事務所で実施する。自宅に通信環境が整っている場合は、自宅からでも可能という。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!