04/23
2025
Wed
旧暦:3月25日 先負 辛 
教育・文化 社会・全般
2010年10月17日(日)9:00

「農業の手本」に学ぶ/農業大学校先進農家派遣

仲本さんら農家で実習

雑草取り作業で汗を流す仲本哲海さん=15日、平良福山

雑草取り作業で汗を流す仲本哲海さん=15日、平良福山

 今月1日にスタートした県立農業大学校の先進農家派遣実習。同校の学生4人が宮古の先進農家宅に泊まり込み、実践を通して農業経営を学んでいる。先進農家の働きは「農業の手本」。日々農作業で汗を流し、貴重な体験を重ねている。実習は来月下旬まで続く。


 平良福山の砂川寛裕さんは、宜野座村出身の仲本哲海さんを受け入れた。宮古地区における施設園芸の実態を伝えながら、農作業を実践させている。


 仲本さんの仕事は早朝にスタート。農園で飼っているニワトリにえさをあげた後、ハウスに入って雑草取りに汗を流す。これが終わると収穫作業、ピーマンやナスを収穫して袋詰めまで行う。その後は島内の販売所に搬送するなど忙しい毎日を送っている。

 仲本さんは「勉強になることばかり。こんな感じで作業を続けていけば、農業で生活していけるんだということがよく分かる」と充実した表情で語る。その上で「砂川さんには多くのことを教わっているし、宮古の農業のやり方を学べる。受け入れてくれた家庭は温かいし、食事もとてもおいしい」と感謝を込めて話した。

 受け入れ農家の砂川さんは「一言で言えば非常に助かる。哲海はどんな作業でも一生懸命こなしてくれる」と感謝した。受け入れ当初は「やっていけるのだろうかと思った」と苦笑いを浮かべて当時の心境を明かすが、そんな考えも一変し「本土の研修生を受け入れてきたこともあるが哲海は全然違う。何でも懸命に取り組む姿勢もそうだが、人との接し方も素晴らしい」と高く評価した。

 今後は「施設園芸という農業のすべてを伝えたい。すべてを見せるので、そこから多くのことを学び取ってほしい」と話し仲本さんの成長に期待した。
 仲本さんのほか、大城久幸さん、仲宗根利輝さん、村山武一郎さんも各地の先進農家宅で実習。それぞれ農作業を体験しながら貴重な日々を送っている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!