05/15
2025
Thu
旧暦:4月17日 友引 癸 

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2010年11月30日(火)21:50

死の商人(行雲流水)

 世界はどこへ向かうのだろうか。閉塞状態から世界は抜け出されずに、多くの国の国民が将来に不安を抱いている


▼こうした状況の下で求められることは、平和の条件を広げて、諸国民と協力して明るい未来を切り開くことである

▼ところで、戦後の廃虚から日本経済が立ち直ったのは、皮肉にも朝鮮戦争特需がきっかけとなった。朝鮮戦争を遂行する上で必要な物資をアメリカは日本に発注、その受注による莫大な利益で日本経済は一気に回復に向かった。南北で死者300万を出し、今なお民族が分断されている隣の国の悲劇によって経済が復興したのであった

▼他国の不幸によって利益を得る国際的経済活動は現在盛んに行われている。いわゆる武器の輸出産業である。かつては「死の商人」と言われたし、「正義の名のもとに『地獄を輸出』する者」とも言われている。厄介なことに戦争があると「死の商人」は利益を得る。イラン・イラク戦争で見られたように、世界各国は敵も味方もなく武器を売ってもうける。1953年スターリンが死去したとき、日経株価が前日より10%暴落した。朝鮮戦争の終息が予想されたからで、「スターリン暴落」と呼ばれている

▼わが国は「武器輸出三原則」で事実上武器の輸出を全面禁止しているが、北沢防衛相はその見直しに積極的で、慎重だった菅総理も11月18日、見直しを了承した

▼他国の無謀な挑発にたじろぐことなく、毅然とした態度で国民と国土を守る強力な外交努力こそが今求められる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月14日(水)9:00
9:00

「魅力的観光地の地位確立」

入域観光客数過去最高で見解/市長定例会見   嘉数登市長は13日、市役所で定例記者会見を開き、2024年度入域観光客数(推計値)が119万3000人となり、過去最高を更新(既報)したことを踏まえ「本市が国内外から注目される魅力的な観光地として地位を確…

2025年5月7日(水)9:00
9:00

思い出と共に帰路へ/宮古空港

連休最終日Uターンで混雑   最大11連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りでのんびりした時間を過ごした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に「また遊びに来たい」な…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!