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イベント 社会・全般
2011年8月20日(土)9:00

優勝者に大漁旗/「パヤオの日」表彰式

大物賞の川満さんら表彰


各部門の優勝者に大漁旗が贈られた=19日、伊良部漁協

各部門の優勝者に大漁旗が贈られた=19日、伊良部漁協

 「パヤオの日(8月8日)」式典(主催・宮古地区パヤオ管理運営委員会)が19日午後、伊良部漁協の特設会場で行われた。今月10日に実施された記念イベント釣り大会の表彰式があり、大物賞に輝いた川満哲幸さん(徳福丸)ら7人に表彰状が贈られ、併せて優勝者に色鮮やかな大漁旗が贈呈された。参加者らは、パヤオ(浮き魚礁)の恩恵に感謝し、さらなる漁獲高の向上を願った。あす21日午前10時から、宮古島漁協の特設会場でメーンイベントの祭りが開催される。


 1982年、当時の伊良部町と伊良部町漁協が国内では初めて宮古近海でパヤオを設置した。設置から25年の節目を迎えた2007年8月8日に「パヤオの日」を制定・宣言した。イベントは今年で5回目。

 式典で、主催者を代表して運営委員会長の友利義文伊良部漁協組合長は「宮古島は黒潮の流れに近く、カツオ漁業の基地として栄えてきた。1982年にパヤオ設置以来、漁獲量は増えた。近年若い担い手が増えつつある」と明るい展望を述べた。

 出張中の下地敏彦市長に代わって長濱政治副市長は「宮古近海には現在24基のパヤオが設置されている。パヤオからの漁獲量増加で、漁業者の漁家経営の向上につながった」とあいさつ。次いで宮古農林水産振興センターの仲宗根盛和センター長と県浮魚礁漁業等調整連絡協議会長の国吉眞孝県漁連会長(代読)が、パヤオ漁業の発展に期待を寄せた。「パヤオの日」のイベントは、今月上旬に接近した台風9号の影響で延期していた。

 表彰されたのは次の皆さん。(敬称略)
 【小型漁船・大物賞】優勝=川満哲幸(徳福丸、マグロ51㌔)▽準優勝=仲間博雅(新海丸、同40㌔)▽3位=与那原幸三(海丸、同38・2㌔)

 【同重量賞】優勝=伊良皆恵行(恵丸、マグロなど338㌔)▽準優勝=国頭和廣(政宝丸、同333㌔)▽3位=豊見山恵義(寿方丸、同316㌔)

 【カツオ一本釣り漁船・2010年度年間重量賞】優勝=漢那一浩(喜翁丸、カツオ・マグロ106㌧)

 【小型漁船・同】優勝=国頭和廣(政宝丸、マグロなど36㌧)


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