教育・文化 社会・全般
2014年8月27日(水)9:00
振りやアーグなど学ぶ/いけまシマ学校
ミャークヅツのクイチャー講座
NPO法人いけま福祉支援センター(前泊博美理事長)が主催する「いけまシマ学校」の第5回講座が26日、池間島離島振興総合センターで開かれた。今回の講座は、島の伝統的祭祀であるミャークヅツの際に踊るクイチャーの昔ながらの振りやアーグ、歌詞の意味などをツカサンマや経験者から学ぼうというもの。講座では最初にビデオ上映がなされ、ツカサンマたちが踊るクイチャーの記録映像を紹介した。
踊りの振りは、古式の踊り方を身に付けている川上トシさんと山城美枝さんの二人が講師となって、足の運び方から、手の振りまでを細かく指導した。
講座には子どもたちも参加し、島に伝わる伝統的なクイチャーの踊り方の指導を受けながら練習した。
同講座の事務局を務める三輪智子さんによると、ほとんどのお年寄りはミャークヅツクイチャーの踊り方を身に付けているものの、最近は古式に則った踊りを正しく踊れる人が少なくなってきているという。三輪さんは「伝統的な踊りと歌を正しく学ぼうということで、今回の講座は企画された。島の伝統文化を引き継ぐ子どもたちにも身に付けてもらえれば幸いだ」と話した。