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政治・行政
2018年5月29日(火)8:59

水源地湧水量が減少/市民に節水呼び掛け

宮古島地方  少雨傾向で市長


今年の水道週間での市の取り組みなどについて会見で発表する下地市長(右)と上下水道部の大嶺弘明部長(中央)、兼島方昭次長=28日、市長室

今年の水道週間での市の取り組みなどについて会見で発表する下地市長(右)と上下水道部の大嶺弘明部長(中央)、兼島方昭次長=28日、市長室

 市長室で28日に開かれた水道週間に関する会見の中で下地敏彦市長は、宮古島地方は少雨傾向が続いていて、白川田水源地の湧水量が減少していることを報告。水道水を安定供給させるため、市民に対し節水の協力を呼び掛けた。

 宮古島地方気象台の観測によると5月は沖縄が梅雨入りした8日に43・0㍉の降水量を観測した。しかしそれ以外で0・1㍉以上を観測したのは3日の3・5㍉、21日の6・0㍉、23日の9・0㍉のみで、27日現在での5月の降水量は61・5㍉にとどまっている。

 宮古島の5月1カ月降水量の平年値は207・7㍉で、昨年5月1カ月の降水量は203・0㍉だった。今月は、27日現在での数値ではあるが平年値、昨年5月実績の3分の1以下という少雨状態となっている。

 市上下水道部によると、白川田水源地の年間平均1日湧水量が1万6000㌧から1万8000㌧であるのに対し、27日の湧水量は9345㌧で平均値の半分近くにまで低下している。

 会見で下地市長は「梅雨とは思えない少雨傾向が続いているため、主水源である白川田水源地の湧水量が減少していて、今後も少雨傾向が続けば、水道水の安定供給が難しくなることが予想される」との懸念を表明。その上で市民に対し「このような状況を理解してもらい、水道水の節水に協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 節水の具体例としては洗車や植木への散水は最小限にすることや、食器はため洗いをすることなどを挙げた。



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