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社会・全般
2011年1月1日(土)9:06

地域力で発展へ

 宮古島市は昨年市制5年の節目を迎え、今年は新たに希望ある将来に向け動き出した。各地域で憩いの場や癒やしの場が整備される。今年は卯年。ウサギが跳ねるように飛躍に向け行政、地元のボランティアが活動を続けている。その状況を紹介する。


 □平良では、カママ嶺公園の整備や多良間水納島などから高野への移住が今年で50年を迎える。博物館友の会は今年で設立5年の節目。地元宮古島の歴史や風土、祭祀などの学びを深める。今年は卯年。市内のスタンドではウサギで来客たちに癒やしを提供している。

 □城辺では、地域の祭りが復活し、地元の住民たちにも新たな活気が創出された。砂川中の平良さんが作文で経済産業大臣賞を受賞するなど、今年は子どもたちの活躍にも期待が掛かる。宮古馬の牧場も新たに誕生し、地域の魅力も増した。

 □伊良部では、高齢者の手工芸が注目を浴びている。晴耕雨読で晴れた日は畑に、雨の日に手作業でチガヤを材料にした手かご作りを40年ほどやってきた。伊良部大橋の工事も順調に進み、2013年度には開通の見通しで、これからは伊良部島の発展に大きな期待が掛かる。

 □下地では、緑の中での癒やしの場づくりが進んでいる。ボランティアで活動する人たちが川満のマングローブ林の整備に余念がない。地域の子どもたちも太鼓の演奏を敬老会で披露するなど、世代間の交流にも活躍している。

 □上野では、宮古の基幹産業サトウキビで川満さんが内閣総理大臣賞をはじめ数々の賞を受賞するなど、地域農業に明るい話題が続く。子どもたちもサッカーなどのスポーツで元気に活躍し、将来のJリーガーを目指す子らの元気な声がグラウンドに響いている。

 □多良間村は「日本で最も美しい村連合」に加盟した。これまで大切に育まれててきたフクギの並木や代々継承されてきた国指定の重要無形民俗文化財の八月踊りが、地域資源として高く評価された。ヤシを使った加工産業も産声を挙げた。自然に包まれた中での産業の発展が注目される。


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