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社会・全般
2011年1月8日(土)22:40

翁長 克子さん/社会福祉法人「紺碧の会」理事長(石垣市新川在)

開拓精神で起業家に


翁長 克子さん

翁長 克子さん

 女性起業家として石垣市の教育、福祉、観光の分野に枝を広げる。「走りながら考えるタイプ」と自らを分析。宮古出身の両親をもち、6人きょうだいの長女として幼いころから父親に「人に迷惑をかけるな、人に負けるな」と教えられて育った。そのフロンティア精神が今あらゆる分野で開花している。


 両親は、戦後、自由移民として大里村に入植した。父親の砂川峻光さん(80歳)が城辺福里出身、母親政子さん(74歳)が七又出身。峻光さんは、八重山の雄大な自然に希望を託し両親と妻の4人で移住した。農業からスタート、造園業や不動産業など徐々に仕事を広げ、6人の子を育てあげた。

 父親の生き方をそのまま受け継いだ克子さんは、東京で10年間営業の仕事を積み、事業家としての経営に関心をもつ。石垣に帰ってから保育園を開所、ホテルやお土産品店などを始める。何よりも、地域の反対に遭いながら5年前、児童養護施設を開所。それまでなかった施設を石垣市が推薦してスタートさせたのだった。現在、21人のスタッフの養護のもと、2歳から高校3年生まで40人が施設で生活する。

 さらに、昨年10月には、介護施設をスタートさせ、子どもから高齢者まで福祉全般に携わることになった。「両親も高齢になり、これからのことを考えると、こうした施設がどうしても地域に必要とされている。これまでの保育園を閉鎖してお年寄りのために建てなおした。親孝行のつもりで」と話す。

 (有)奈良佐企画室の代表として事業を展開、職員も47人と大所帯だ。一日48時間の勢いで動き回る克子さんの経営哲学は「決断力と発想」。行動力は達成感となって、克子さんを輝かせる。好きな言葉は「朝は希望に起きて、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る」

翁長 克子(おなが かつこ)1955年9月10日生まれ。旧姓砂川。中学卒業後、集団就職で名古屋へ。働きながら高校卒業、学研と生命保険の営業マンに。石垣に戻り、30代で保育園を開園。ホテルや土産品店オープン、2005年、児童養護施設「ならさ」開所。10年、介護施設「デイサービスまなぶくん」開所。息子2人。


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