12/07
2025
Sun
旧暦:10月17日 友引 己 
社会・全般
2020年2月14日(金)8:56

工事順調、進捗率90%/市海業センター

海中の取水管敷設工事


海中に敷設された取水管と直結する取水施設の内部=12日、市海業センター

海中に敷設された取水管と直結する取水施設の内部=12日、市海業センター

 市海業センター前の海で新年度供用開始に向け、取水管敷設工事が順調に進み、12日現在で工事の進捗(しんちょく)率は90%となった。

 取水管は全長480㍍、管直径0・5㍍で、そのうち320㍍は2018年度に完了した。今年度は未整備の160㍍に着手し、同日までに60㍍は完成し、これから残り100㍍を整備する。

 この事業は、市海業センターの種苗生産・育成・放流活動を継続実施することで、水産資源の保全・回復に努めるとともに、つくり育てる漁業を効率的に推進し、併せて同センターの機能強化を図ることを目的に実施されている。

 沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を活用。

 2018年度の1工区事業費が約1億8200万円、今年度の2工区事業費は約2億2600万円。二つの工区を合わせた事業費は約4億800万円で、国が80%、市が20%をそれぞれ負担している。

 現在種苗生産している施設は水深の浅い海水を使用している。このため、暑い日には水温が30度を超えることから、種苗生産への悪影響が指摘されている。一定の安定水温の確保が課題とされる。4月以降に供用開始されると、良質で海水温が安定した水深㍍から取水し利用されることから、これまでの課題が一気に解消される。

 解消に伴い、稚魚・稚貝を育てる種苗生産量の飛躍的な増加、育てた稚魚・稚貝を海に放す種苗放流量の増大などが期待されている。

 モズク種付けにも利用されることから、養殖モズクの飛躍的な増産が予想されている。

 市水産課の平良勝彦課長は「新年度には安定した海水温の利用で、種苗生産は持続的に発展する」と期待を寄せている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!