12/07
2025
Sun
旧暦:10月18日 先負 庚 大雪
教育・文化
2021年5月8日(土)8:58

漁師から島の伝統学ぶ/伊良部島中生徒

サバニこぎ、かじ取り体験


こぎ方だけでなくかじ取りの仕方を学ぶことでより深くサバニを体験する生徒たち=7日、佐良浜漁港

こぎ方だけでなくかじ取りの仕方を学ぶことでより深くサバニを体験する生徒たち=7日、佐良浜漁港

 伊良部島中学校の総合的な学習の時間でサバニ体験が7日、佐良浜漁港で行われた。この日は7学年の38人が伊良部漁協の漁師からサバニのこぎ方に加えてかじ取りの方法を学び、地域の大切な伝統と文化を学んだ。

 今回の学習では、こぎだけでなくサバニのかじ取りの方法までしっかり学ぶことで、より深く地域の漁業を知るきっかけとなることを目指している。

 サバニ体験で生徒たちの指導にも当たる同漁協の普天間一子さんは「以前はこぎ方だけを学んでいたが、それだけではサバニをしっかりと学ぶことができなかった。今回、みんながかじ取りまで学ぶことで島の伝統を受け継いでいくことになると思う」と話した。

 効率的なこぎ方について、漁師たちが丁寧に生徒たちを指導。生徒たちは「ゴーヘイ、ゴーヘイ」と力強く掛け声を響かせて水しぶきを上げながらサバニを前進させた。

 また、かじ取りの生徒は、最初はなかなか真っすぐに進まないサバニに悪戦苦闘しながらも、漁師からこつを学ぶとスムーズに直進するようになった。

 今回の学習計画は、7学年と8学年を対象にそれぞれ全5回を予定。6月に予定されているハーリーでは、生徒たちが学習を通して学んだ成果を発揮する予定となっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!