12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2022年1月18日(火)9:00

コロナ急拡大で閑散/宮古空港

土産店、一部臨時休業/店員「売り上げ厳しい」

 

島内での感染爆発で人の往来が大幅に減少している=17日、宮古空港

島内での感染爆発で人の往来が大幅に減少している=17日、宮古空港

新型コロナウイルスの新規感染者数が年明け早々から再び急拡大した宮古島市。空の玄関口・宮古空港では、7日ごろから一気に観光客や地元の利用者が減っているという。昨年後半は新規感染者数「0」が続いて利用者が元に戻りつつあった空港内の雰囲気が、最近では「緊急事態宣言」が発令されていたころの風景に逆戻りしている。

土産品店が並ぶ同空港の2階では、一部の店舗が9~19日まで臨時休業するとする張り紙を張り休業していた。

ある土産品店の店員は「年末年始は観光客も帰省客も多くにぎわっていたが、7日ごろから一気に空港内を行き来する人たちが減って客も激減した。売り上げも厳しい状況になっている」と話した。

別の店舗の定員は「全国的にオミクロン株が増えてきた段階で観光客がだんだん減ってきている状況。それに伴って客足も昨年末ごろに比べて半分以下の状況になっている」と肩を落とす。

また、1階にある土産品店は「観光客だけでなく、島民の利用がかなり減っている感じがする。沖縄本島への出張などを自粛していると思う。東京直行便の利用者も以前に比べて少ないような気もする」と、利用者減の状況を説明した。

空港駐車場の風景も一変している。感染状況が落ち着いていた昨年後半は多くの車で埋まっていたが、現在は空きスペースが目立っている。

駐車場を管理する民間の警備会社の職員は「せっかく元に戻ってきたのに、最近の感染拡大で一気に駐車場の利用者も減った。また、緊急事態宣言時のような状況になっている」と話した。

観光客の減少は、地域経済にとって大きな痛手であり、空港のにぎわいは観光産業のバロメーターにもなる。

まだまだ先行きが見通せていない中で、空港内で働く人たちからは異口同音に「とにかく早く収束してほしい」との声が聞かれた。

 

☆関連記事 夜間外出控え、来島自粛 「まん延防止」で市方針/新型コロナ 2022年1月8日配信


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!