12/08
2025
Mon
旧暦:10月18日 先負 庚 大雪
社会・全般
2022年8月21日(日)8:59

運転免許返納者は129人/宮古島署21年まとめ

前年を12人下回る/今年は上半期で55人

 

2017年に発生した高齢者が運転する交通事故。本人は軽症で、ほかにけが人はいなかった=2017年4月7日、平良西里(画像の一部は加工してあります)

2017年に発生した高齢者が運転する交通事故。本人は軽症で、ほかにけが人はいなかった=2017年4月7日、平良西里(画像の一部は加工してあります)

宮古島市で2021年に運転免許証を自主返納した人は129人だったことが宮古島警察署のまとめで分かった。前年の141人に比べ12人減少した。22年上半期(1~6月)では55人が返納している。返納者の多くは高齢者。同署では本人や周囲の人が少しでも運転に不安を感じたら免許返納を前向きに考えてほしいと呼び掛け。返納すると交通機関や飲食店の割引などの「優遇措置(支援制度)」が受けられる制度もPRしている。

全国的に高齢者が運転する交通事故が増加傾向にある。宮古島市でも2017年に81歳の男性が運転する車が商業施設の店舗に突っ込む事故が発生している。

宮古島市では高齢者本人が自主的に返納するよりも、家族から促されて返納するケースが多いという。警察では「家族と相談して、早めの返納を検討してほしい」と話している。返納は原則、本人が窓口で手続きを行うが、入院や施設入所等の事情により、来庁できない場合は代理人による返納も可能となっている。

一方、一部の高齢運転者からは「移動手段がなくなる」といった強い反発や、長年の運転経験から「自分に限っては大丈夫」などの理由で返納に踏み切れない状況もある。このため、運転免許証を自主返納した高齢者には「運転経歴証明書」が交付され、提示すると料金割引などの支援制度が受けられる。

同制度は自主的な返納を促し、高齢者が関係する交通事故を地域一体となって防止することが目的。宮古島市でも多数の事業所がこの制度に協力している。

同署では「全国でも高齢者の交通事故が多発している。少しでも運転に不安を感じている人は返納を検討してほしい」と呼び掛け。今後も、高齢者が車を運転しないという決断の後押しや、返納後の「車なし生活」を支援していきたいとしている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!