12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
環境・エコ 産業・経済
2011年7月22日(金)9:00

島をエコファーマー認定へ/多良間村

化学肥料減らしエコ黒糖生産


会則などを承認した設立総会=21日、多良間村役場

会則などを承認した設立総会=21日、多良間村役場

 【多良間村】多良間村黒糖エコ生産推進協議会が21日、発足した。キビ栽培に堆肥を多く使い、その代わりに化学肥料を減らす環境に優しい農業の推進によるエコ黒糖の生産出荷と、島全体のエコファーマー認定を目指す。委員は多良間村や県、製糖会社、JA、さとうきび生産組合長、農業委員会長らで構成。会長は下地昌明村長が務める。


 多良間村のサトウキビ栽培では、化学肥料の多使用による地下水への影響(窒素汚染)や、低糖度などが指摘されている。

 同村の10㌃当たり化学肥料の使用量は10~13袋(200~260㌔)と、県の基準の7袋を大幅に上回っている。肥料を減らす対策には県基準に沿った施肥や、長期間効く緩効性肥料の導入などを示す。

 糖度が低いのは①葉柄(キビの枯葉)付原料の搬出による畑への有機物還元の減少②堆肥や緑肥作物の利用が少ない-などを背景に土地がやせたせいでは、と推測する。

 堆肥は、堆肥センターの容量が不足して十分に生産されていないと指摘。

 堆肥増産の具体策には、センターの増設や、畜産農家との連携強化による牛ふんの堆肥化、集中脱葉施設の更新とリサイクルシステム新設、キビ葉柄圃(場還元システムの構築-などを示している。

 島の環境やキビ作に関する課題の解決に向けた計画は、2012年度までに策定し、13度以降の実施を目指す。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!