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社会・全般
2010年6月12日(土)17:00

宮古方言/標準語では表現できない微妙な言い回

宮古方言大会は、毎回盛況だ。標準語では表現できない微妙な言い回しやユーモラスな語り口が市民の里心をくすぐるのであろう  
 
▼ 復帰直後、国立国語研究所は沖縄方言の録音に奔走、採録対象者を饑歳以上の人で学校教育を受けていない人に限定していた。今では、そうした純粋な方言を話せる人は少なくなっていることでしょう。「カギ ワーツキ」と「ゾー ワーツキ」の違いを使い分けることができる若い人もいないでしょう
 
▼昨今は、小学生が「国際共通語」英語を習うご時世。せめて老人クラブだけでも宮古地方共通語を話して古来の生活文化遺産を継承し、続く世代に引き継ぎたいものだ
 
▼日本語の規範となる「標準語」は、たかだか120年の歴史しかない。幕末、全国各地から京都に集まった志士たちの話す言葉は通じにくかったという。そのため、文字言語(手紙)を多用して意思疎通を図った。明治の要人たちは言文一致の標準語の必要性を痛感していたに違いない
 
▼同じころ、ポーランドのユダヤ人ザメンホフは国際共通語「エスペラント語」を創った。民族の言語や文化を尊重し、橋渡し役を果たす「中立公平な人工語」が民族間の紛争防止に役立つと考えたからだ。日本でも宮沢賢治がエスペラント語で詩を書いたりした。ご存じの「ヤクルト」も、ヨーグルトを意味するエスペラント語「ヤフルト」を発音しやすくしたものだという
 
▼きょうは「エスペラントの日」。なじみのうすい記念日だが、〝ことば〟の効能について考えてみる日があってもいい。


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