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教育・文化
2012年3月8日(木)9:00

博愛記念碑など見学/東京都の駿台学園

修学旅行で文化財史跡巡り


砂川会長(手前右)がドイツ皇帝博愛記念碑の歴史を説明した=7日、平良

砂川会長(手前右)がドイツ皇帝博愛記念碑の歴史を説明した=7日、平良

 東京都の駿台学園高校(瀬尾兼吉校長)2年の修学旅行生164人と引率教諭10人が7日、来島。歴史文化ガイドの会(砂川玄正会長)の案内で平良の歴史・文化ロードの文化財史跡を見学した。生徒たちは宮古島の歴史に興味津々の表情を見せていた。


 同校が修学旅行で宮古島に訪れたのは初めて。特進コースとスペシャリストコースの生徒たち。三つのグループに分かれ、県指定史跡のドイツ皇帝博愛記念碑、国指定の仲宗根豊見親の墓、同じく大和井をそれぞれスタート地点として見学した。

 このうち博愛記念碑では、砂川会長が案内役を務めた。「1873年7月、ドイツ商船ロベルトソン号は風と潮に流され、宮古島の宮国沖合に座礁した。宮国の人々が8人の乗組員を救助し、34日間も手厚く介抱した。その後、乗組員たちはドイツに帰国した」と説明した。

 その上で「宮古の人々の救助活動に大変感激したドイツ皇帝ウイルヘルム1世は1876年、軍艦チクロープ号を宮古島に派遣。博愛精神をたたえるために、この地に博愛記念碑を建立した」と語った。

 この後、市指定史跡の「漲水御嶽と石垣」に移動。砂川会長は「漲水御嶽には、宮古島創世神話などがあり、宮古人の源流を探る上からも貴重な御嶽」などと紹介した。

 参加した河内悠晃君は「いろいろな歴史を学んだ。これからゆっくりと考えてみたい」と語った。

 修学旅行は5泊6日の日程。きょう8日は沖縄本島へ移動。平和教育の一環で、嘉手納基地や辺野古の海上基地建設予定地などを見学する。


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