04/29
2024
Mon
旧暦:3月21日 大安 癸 
社会・全般
2014年9月2日(火)9:00

米寿を盛大に祝う/西原地区

本村貞夫・梅夫婦 親せき、住民ら招き


米寿を喜ぶ本村貞夫・梅夫婦と長男貞和さん(右)=1日、西原地区

米寿を喜ぶ本村貞夫・梅夫婦と長男貞和さん(右)=1日、西原地区

 縁起の良い日とされる旧8月8日に当たる1日、宮古の各地で数え88歳の米寿祝いが行われた。このうち平良西原地区では、本村貞夫・梅夫婦が、1827(明治7)年に西原村として分村・村立した以来、夫婦では2組目の米寿を迎え、親せきや住民らを招いて盛大に祝った。

 沖縄では一般的に「トーカチ祝い」と称される長寿祝いの一つ。西原方言では「ヤシツヤーツ・ユーイ(88歳祝い)」と呼ばれている。

 トーカチは、「とかき」のことで漢字で「斗掻」と書く。トーカチは、昔升で米などを量る時に、盛り上がった部分を平らにならすのに使う短い棒のこと。米寿祝いでは、祝いに訪れた来客に竹製の斗掻をプレゼントしているが、その由来ははっきりしない。

 分村当時の西原村は、池間島の池間村から戸、佐良浜から15戸が移住し、受け入れ地の細竹部落の2戸の計戸で村立したとされる。

 本村貞夫さんの先祖は佐良浜からの移住家族で、本村さんは4代目。旧姓の苗字は譜久村で、移住を機に本村に改名したという。

 西原みどり会の仲間忠会長は「西原村が分村して誕生してから、夫婦で米寿を迎えられたのは本村夫婦が2組目。心からお慶びを申し上げ、会員一同であやかりたい」と述べ、祝詞賞状と金一封を贈った。

 本村さんは「夫婦で米寿を迎えたのは家族や地域住民のおかげ。とてもうれしい」と感謝の意を表した。

 長男の貞和さん(50)は「移住した漁師の先祖からずっと漁師を引き継いでおり、私で5代目。漁師は誇り。これからも両親は、健康が一番、美しい心が一番で長生きしてほしい」と笑顔で語った。夫婦の子供8人、孫14人、ひ孫15人。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!