12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政
2015年7月30日(木)9:05

柱跡・青磁破片など確認/新里西元島遺跡

15~16世紀の遺跡と特定/市教委


現場からは柱跡や野面積み石垣などが確認された=29日、上野地区

現場からは柱跡や野面積み石垣などが確認された=29日、上野地区

 市教育委員会(宮國博教育長)は、6月4日~8月7日までの日程で進めている上野地区の新里西元島遺跡発掘調査現場で「2基の堀立柱建物跡」「野面積み石垣」「中国産青磁の破片」などを確認し、検討を加えた結果、15~16世紀の遺跡と特定した。29日、現場をマスコミに公開した。

 現場は海抜15㍍前後あり、地層のⅡ層でグスク時代後半(15~16世紀)の包含層を確認した。

 L字状の野面積み石垣(平均高さ約1・5㍍以上)を境にし、内側(面積約130平方㍍)と外側(面積約150平方㍍)に分かれている。

 内側の遺構から2基の堀立柱建物跡が見つかり、一基で23本の柱跡、もう一基で4本の柱跡をそれぞれ確認した。23本の柱跡は、柱穴内に石を入れて柱を固定する形態となっている。2基で建っていた施設名は不明。

 市教委文化財係の久貝弥嗣主事と久貝春陽さんは「建物の柱の数や構造などには違いが見られることから、建物の性格や地域的な差があったことが推察される」と語った。

 また「23本の柱跡の柱と柱の間隔が短いので、どのような施設だったのか、現時点では分からない。さらに詳しい分析が必要」としている。

 市教委では8月1日午後2時から発掘現場で説明会を開く。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!