04/29
2024
Mon
旧暦:3月20日 仏滅 壬 
教育・文化
2017年2月21日(火)9:03

「悔しさ忘れるな」/教育を語る市民大会

眞鍋政義さんが講演


コーチングの哲学を語る眞鍋さん。時折ユーモアを交えて聴衆を引き付けた=19日、マティダ市民劇場

コーチングの哲学を語る眞鍋さん。時折ユーモアを交えて聴衆を引き付けた=19日、マティダ市民劇場

 バレーボール全日本女子前監督の眞鍋政義さんが19日、マティダ市民劇場で講演を行った。選手のレベルアップで重要な要素は「悔しさを忘れないこと。忘れた人は、一流になることはできない」と指摘した。コーチング論では、「監督はモチベーターになることが大切だ」と話した。

 眞鍋さんは、市の教育を語る市民大会に招へいされて基調講演を行った。会場には多くの市民が来場。ロンドン五輪で28年ぶりに銅メダルをもたらした指導法に聞き入った。

 バレーボールについて眞鍋さんは「『間』があるスポーツだ」と説明し、得点が入るワンプレーごとに考える時間ができるとした。その上で「この間を生かせるのがプラス思考の選手。ここでマイナスに考えてしまうようでは自分の能力を100%発揮できない」とメンタルの重要性を語った。

 選手がより上のレベルに到達するためには「試合に負けたときの悔しさを忘れないこと」と強調。事例を挙げて、「悔しい気持ちを忘れた人は一流になることはできない」と話した。

 監督として必要な要素は▽情熱▽選手と同じ目線に立つ▽監督自ら言動と行動を一致させる▽迷ったらまずやってみる-ことを勧めた。選手のモチベーションを上げるためには、それぞれの個性に合った指導、対応が重要だとも説いた。

 監督とコーチの役割分担については「コーチに責任を持たせる。目標に対して貢献していることを認識する必要がある」と話し、分業の実践でチーム力が底上げされると主張した。

 会場の市民は眞鍋さんの話を聞き、世界レベルで戦う選手の心構えやコーチング哲学の吸収に努めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!