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【特集】2023 新年号
2023年1月1日(日)0:03

夢はオリンピック選手/上地さん(東小2年)

卓球日本代表に選出/県出身者で初の快挙

練習中に笑顔を見せる上地さん

 将来の夢はオリンピック選手-。宮古島卓球クラブの上地彩菜さん(東小2年)は昨年、日本卓球協会の12歳以下日本代表(ホープスナショナルチーム、HNT)選考合宿に勝ち抜き、HNTバンビの部(8歳以下)に選出された。県出身者が選ばれるのは初めてという。上地さんは「来年はもっと強くなって、合宿でも大会でも優勝したり、良い成績を残したい。全国の大会に出ることで家族をいろんな場所に連れて行きたい」と話した。

 同合宿は小学6年以下のホープス、4年以下のカブ、2年以下のバンビに分かれ、日本代表を決める総当たりのリーグ戦が行われた。過去には東京オリンピック卓球男子日本代表の水谷隼選手も選出されるなど、将来の代表選手の登竜門となっている。

 北九州市で開催された合宿の女子バンビの部には、全国各地から12人の選手が招待された。総当たりのリーグ戦優勝者と、2位以下の中からリーグ戦と学力・体力テストの合計点が1位となった選手の計2人をHNTに選出。上地さんはリーグ戦8勝3敗で3位だったが、学力と体力の合計で2位の選手を上回った。

 卓球を始めたのは5歳。いとこが卓球教室に通い始めたことがきっかけという。ラケットを持って最初の1回目から打ち返し、「素質があると言われて、うれしかった」と振り返った。

 卓球が好きになってから練習は毎日3時間。「試合で勝つことが一番楽しい。今はバックドライブのミスを減らす練習をしている」と笑顔で話した。

 代表合宿については「合宿に参加している人はみんな強かった。最初は一番弱かったけど練習して勝てるようになってきた。誰よりも練習することで少しずつ強くなっている」と成長を実感している。

 好きな選手は東京五輪のミックスダブルスで優勝した伊藤美誠選手。「ラリーが強くて、負けず嫌いなところもかっこいい」と魅力を紹介した。

 将来の夢は「オリンピックに出場して、良い成績を残すこと」。小さい体には無限の可能性が秘められている。

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