さらなるレベルアップを目指す下地さん

大会に出場したきっかけは5年生のころ、父親の勧めでU12の日本選抜のセレクションを受け合格。イングランドの名門チェルシーのエリートに参加した。

その後、大会アンバサダーで監督を務める元日本代表の岩渕真奈さんが選抜したメンバーに入った。

マジョルカ島で開催された大会にはFCバルセロナなど名門クラブのユースチームが参加。下地さんは予選で計4得点を挙げ、準々決勝の4得点と活躍し準決勝へと勝ち上がった。準決勝バルセロナ戦は細かいパス回しが攻略できず、0−6で敗退した。

大会得点王の9点には1点及ばなかったが、チーム内得点王としての活躍をたたえらた。

下地さんは「なでしこジャパン」がワールドカップを制した年に生まれた。物心ついたころからボール遊びが大好きで、3歳でサッカーを始めたという。身長155センチ、キックの精度が高く、FWもこなせる。小学校卒業後の4月からは、高いレベルでのプレーを求めて県外の中学校へ進学する予定だ。

「環境が変わっても海外でのキャンプなどを経験しているので問題ない。プロや日本代表目指して頑張りたい」と意気込みを話した。