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まちからむらから
2011年12月10日(土)23:04

初の「秋まつり」に沸く/伊良部島

島活性のイベント目白押し


 合併して6年が経つ。2年後に開通する伊良部大橋も視野に入れて、いま伊良部地区として何ができるかを模索するイベントが盛んに行われている。先月5・6日は初めての「秋まつり」が伊良部地域づくり協議会(比嘉巨雄会長)の事業推進部会を中心に行われ、物産即売会や舞台発表など多彩な取り組みで島が一つになった。また、20日には「元気な島づくりフォーラム」が宮古島市と同協議会の主催で開かれた。大橋開通後の環境の変化をふまえ、地域住民が時代の変化を柔軟に受け止めながら、もろもろの課題に主体的に取り組むことが大事だとして中高校生をはじめ、あらゆる団体の参加で今後の島の活性を考えた。


 同協議会は、五つの部会に分かれて島の活性化に尽力する。総務企画部は、活動方針や地域連携のための企画。生活環境部会は花と緑あふれるまちづくりに関す事業、事業推進部会は地場産業の振興をはかり活気あふれるまちづくりを。文化福祉部は地域文化の保護育成を図ると共にふれあいの街づくりで方言研究調査、伝統芸能保存・推進などの事業。健康スポーツ部会が、ゲートボール・グラウンドゴルフ・バレーボール・ロードレース大会などを後援し、健康なまちづくりを目指す。

 伊良部公民館を中心に開催された「秋まつり」は、農水産物、加工品などを展示即売すると共に、盆栽展、かつお節削り・民具作り実演などが行われた。料理コンテストでは、地元の素材を利用したモズクのようかんなどが出品され、見た目とおいしさで採点されていた。イラスト・ポスターコンテスト、書道大会なども催され、入賞者には賞状が贈られた。

 宮古和牛コーナーも設けられ、着ぐるみの牛が子どもたちの人気を呼んでいた。マグロの解体ショーでは、調理師の見事な腕裁きに感嘆の声が上がっていた。最後は会場のみんなに刺身が振る舞われた。翌日は、ゲートボールやグラウンドゴルフ大会も開催され、大勢の人たちが秋空の下、スポーツを満喫していた。アトラクションでは初日、特設ステージで新風太鼓が幕開け、婦人会や老人会、三線愛好会、民謡保存会、ダンスサークルなどが花を添えた。

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