シェフをめざして

新里　剣斗さん

　市内では珍しいイタリア料理店に勤める。開店前の仕込みどき、厨房で精出す新里さん。緊張感があっていい表情だ。

　オーナーシェフの望月直樹さんは「１年間ホールで接客した後、料理に興味があるということで厨房に入りました。見習いシェフですが、若いですし、外国修行なども視野に経験を重ねてほしいですね」と期待を寄せる。

　自ら手を添えた料理を客に示すシェフの仕事について新里さんは「最初は緊張したことしか覚えていません。おいしいと言っていただけることが何よりの喜びで、これからも向上したいですね」とシェフ業の醍醐味を語る。

　元来は短距離、跳躍といった陸上競技のアスリートだが「大学で体を故障し断念しました。道は変わりますが、夢を持って頑張ります」と締めた。

　上野字宮国出身、１９９１（平成３）年４月２７日生まれ。