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教育・文化
2021年12月16日(木)8:59

県最優秀の上原さん(西辺中)ら表彰/人権作文コンテスト表彰式

差別・偏見ない社会訴え

 

県大会入賞者、宮古島人権擁護委員協議会長賞に選ばれた中学生に賞状を授与した人権作文コンテスト宮古地区表彰式=15日、平良地方合同庁舎

県大会入賞者、宮古島人権擁護委員協議会長賞に選ばれた中学生に賞状を授与した人権作文コンテスト宮古地区表彰式=15日、平良地方合同庁舎

第40回全国中学生人権作文コンテスト県大会の宮古地区表彰式が15日、平良地方合同庁舎で行われた。県大会で最優秀賞に輝いた西辺中2年の上原美春さんら5人、宮古島人権擁護委員協議会会長賞に選ばれた5人の計10人を表彰した。作文では、いじめ問題や障がいを理由にした差別・偏見などの人権問題を、中学生らしい純粋な感覚で捉え、互いに尊重し合う社会づくりを訴えた。

同コンテストは次代を担う中学生に、日常の家庭生活や学校生活などの中で得た体験に基づく作文を書くことを通して、人権尊重の大切さや基本的人権についての理解を深めることなどを目的に実施している。

昨年は新型コロナウイルスの影響で延期となり、2年ぶりの開催。宮古地区の4校から計157編の応募があった。

入賞者を代表して作文の朗読も行われた。

『差別』について考える」と題し朗読した県大会優秀賞の久貝恵玲奈さん(平良中3年)は、金子みすゞの「みんな違ってみんないい」との詩の一節に「とても感動した」と言い「その人の個性として、皆が皆を認めていくことができたら、今よりもっと素晴らしい未来がうまれるかもしれない」と訴えた。

同大会奨励賞を受賞した佐藤茉陽夏さん(北中1年)はコロナ禍、さまざまな偏見や差別があると指摘し「私たち一人ひとりがお互いの立場に立ち、思いやりの心を持って支え合いながら『国民一丸』となり、この困難を乗り越えるべきだと思う」と呼び掛けた。

那覇地方法務局宮古島支局の石垣優支局長は「作文を通して命を大切にするということを周りの人たちに伝えてほしい」、宮古島人権擁護委員協議会の川満忍会長は「一人一人の違いを認め合う、豊かな人権感覚を身に付けて心優しく大きく成長していくことを期待している」とそれぞれあいさつした。

表彰されたのは次の皆さん。(敬称略)

【沖縄県大会】最優秀賞=上原美春(西辺中2年)▽優秀賞=下地稟子(北中2年)、久貝恵玲奈(平良中3年)、與那覇真野(同)▽奨励賞=佐藤茉陽夏(北中1年)
【宮古島人権擁護委員協議会】協議会長賞=島尻美月、座間味奏愛、波平鈴、上里みなみ(以上、平良中3年)、仲宗根愛(北中1年)
【法務省人権擁護局長、全国人権擁護委員連合会会長感謝状】西辺中学校(友利和広校長)、北中学校(久高三彦校長)


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