キビ支援事業復活へ/座喜味市長
1㌧当たり500円支給/全農家へ今期と前期分
座喜味一幸市長は16日、サトウキビ収穫管理支援事業を復活させる考えを示した。同事業は全農家にキビ収穫1㌧当たり500円を支給するもの。現在収穫している21-22年産および、収穫が済んでいる20-21年産のキビにもさかのぼって適用する方針だ。開会中の市議会12月定例会(上地廣敏議長)の一般質問で西里芳明、山下誠の両氏に答えた。今年度中にも予算化される見通し。
復活する予定のキビ収穫管理支援事業は、キビの年間生産量を30万㌧と想定して算出。機械・手刈りを問わず、キビを生産して収穫した全農家に支給する事業。
座喜味市長は21年度一般会計予算に1億5300万円を計上したが、市議会3月定例会で、野党が全額削除する修正案を提出し可決された経緯がある。
座喜味市長は答弁で「農家のサトウキビの増産意欲は盛り上がってきていると思う。行政が農業を支援するということに関しても大変な期待があると認識している。トン当たり500円の支援に関しては、やはり期待が大きいのでしっかり支援していきたいと思っている」と述べた。西里氏への答弁
座喜味市長は、山下氏の関連した質問に「スクラップアンドビルドを進めながら、収穫支援事業は次年度も継続して検討していきたい」と述べるにとどめたが、山下氏は「前期の分と今期の分を支給される可能性があると受け止める。農家にとっては喜ばしいニュースだと思う」と述べた。