市職員 陽性、濃厚接触各11人/年末年始コロナ感染状況
63人にPCR検査実施
年末年始で一気に新型コロナウイルスの感染が拡大した宮古島市。島内では公務員の感染者数が目立つ中、市職員の感染状況は6日午前の段階で11人が陽性となっていることが分かった。さらに濃厚接触者も11人いたがPCR検査の結果、全員が「陰性」だったという。こうした状況を受けて2、3日で職員ら63人のPCR検査を行い、すべて「陰性」だったとしている。
伊川秀樹副市長によると、市職員の感染状況は年末の会食によるものや帰省した職員なども陽性になったとしている。
陽性者はすでに宮古病院に入院か施設に入所しているほか、検査の結果「陰性」だった11人の濃厚接触者は自宅待機中だという。
こうした状況を受けて、今月2日には陽性者が出た部署の職員ら人に対するPCR検査を実施し、全員が「陰性」。
さらに、3日には座喜味一幸市長、伊川副市長、部長級ら13人も検査を実施してすべて「陰性」だったとしている。
その後、4人の職員が自主的に検査を受けた結果、それもすべて「陰性」だった。
感染者が出た部署では、自宅待機の職員も多く働く職員の数もまばらの状態が続いてる。
市では、以前に策定した災害時などを想定して業務が滞らないようにするため人員配置など盛り込んだ「業務継続計画」の再確認を職員に求めているという。
伊川副市長は「この計画をもとに職員に対応を指示してあるので、今のところ業務上の支障は出ていない」と説明した。
今後については「オミクロン株はかなり感染率が高い。陽性者の出た部署についてはすでに消毒も済んでいるし、職員に対しても熱が出た場合は休むことやこれまで通りの感染予防策の徹底継続を求めている」と話した。