きょうから臨時休校/市内の幼小中
17日までの1週間/自宅でオンライン学習
市教育委員会の大城裕子教育長は9日、市役所で記者会見し新型コロナウイルス感染症の急速な拡大を受けて、市の幼・小中学校を11日から17日までの期間、臨時休校すると発表した。9日の臨時会で各校の校長から「一刻も早く休校措置を取るべき」との意見が半数以上を占めたことから決定したという。今後の状況次第では休校期間を延長する可能性もある。
休校中の「学びの保障」については、タブレット端末を持ち帰り、自宅でオンラインを活用して学習指導を行う。
受験を控えた中学3年生には、学校の実情を踏まえた上で進路選択に係る取り組みに対応するため、感染対策の徹底および時間と場所を分散して学校での受け入れを可とする。その場合は生徒と保護者の同意が必要となる。
また、保護者が仕事を休めず自宅で一人で過ごすことが困難な子どもや家庭でオンライン接続ができない児童生徒についても、学校で受け入れ居場所づくりや学習支援を行う。
臨時休校の期間は、新型コロナウイルス感染者の発生状況の変化や市の医療機関、保健所の逼迫(ひっぱく)状況などを総合的に判断して延長する可能性もあるという。
会見で大城教育長は「今年度3回目の休校は避けたいという思いから状況を見守ってきたが、感染拡大を抑えるために休校措置となった。子どもたちはこれまで我慢してきて、やっと通常の学校生活の喜びを感じていた矢先での苦渋の決断となった」と話し「市民の皆さんへは、子どもたちを守るために行動は慎重にしてほしい。一日も早く学校が再開できるように協力をお願いしたい」と述べた。