登録数1万2682人に/市のラインアカウント
昨年2月開設から大幅増/コロナ関連情報迅速発信
宮古島市が昨年2月8日に無料通信アプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントを開設してからもうすぐ1年を迎える。市秘書広報課によると1月24日までに登録したのは予想を大幅に超えて1万4133人。その数は日々変動し、登録解除した人数を除くと同日現在では1万2682人が登録中だ。これまで新型コロナウイルス感染症関連情報を中心にリアルタイムで発信。コロナ禍が長引く中、市民にとって感染状況を知る上で重要なアイテムとなっている。
登録者にとっては毎日、午後5~6時ごろになるとラインの着信音がスマートホンから流れ、その日の新規感染者数を確認するのが日課になっている人も多いようだ。
特に、年明け早々から一気に感染者が急拡大してからは、市からリアルタイムで伝えられる情報は注目を集めている。
ラインの開設以前市は、ホームページ(HP)とインターネット交流サイト(SNS)を活用し、情報発信していた。
そうした中、新型コロナの新規感染者数が急増していた昨年2月に、より発進力を高めようと利用率の高いラインも追加。多くの市民に登録を呼び掛けたところ、予想を大きく上回る登録者数になったという。
同課は「ラインは登録すれば、情報を見に行かなくても届けられる。より迅速に情報を受けることができるので市民にとっても利用しやすいと思う」と、その利便性を強調した。
現在、コロナの新規感染者数だけでなく、「ワイドークーポン」などの情報も積極的に発信している。
同課は「まずは命に関わる防災、災害などの情報発信が中心。今後は状況や時期を見ながらいろいろな情報を発信していきたい」と述べた。
スマートフォン利用者はQRコードで友達追加が可能。また、ライン内で「宮古島市」と検索しても登録できる。